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セラミド化粧品はなぜ見つからないか

セラミドが注目を集め、セラミド配合の化粧品が求められるようになる一方、それを探すことの難しさが時として問題となっています。ネット上では「セラミド難民」なる言葉も生まれているようです。よいセラミド化粧品がなかなか見つからないのはなぜか、以下に主な原因を挙げてみます。

原因① セラミドは、化粧品原料の中では比較的高価である
そのため、類似物質などで代用するメーカーが多いのです。カニが高いからカニかまぼこで代用するような話です。価格も選ぶ際の目安で、セラミド美容液1本3000円以上がひとつの目安で、それ以下のものは疑似セラミドか、配合量が少ないものが多いようです。

原因② 配合技術が難しい
セラミドはそのままでは水にも油にも溶けないもので、安定的に配合するには技術が必要です。溶解した形で化粧品原料として売られているセラミドもあるのですが、それらを使って化粧品を作ると、濃度が非常に低くなってしまいます。粉末のセラミドの状態で原料として仕入れて製品化することができる化粧品メーカーとなると、ある程度限られてきます。

原因③ 化粧品の表示問題
日本では不思議と、(本物の)セラミドが入っていない化粧品でも「セラミド」とパッケージにうたうことが認められています(成分表示上には入っていないものは表示できませんが、ネーミングなどにセラミドの名前を使うことはできます)。他にも「植物性コラーゲン」「植物性プラセンタ」などというものも、本物のコラーゲンやプラセンタではありません(植物にコラーゲンやプラセンタは存在しません)。「なぜ入っていないものを表示してよいの?」と思ってしまいますが、無果汁のオレンジジュースもあるので、それと同じようなものといえるでしょう。ただし、本物でないものを買う場合は、本物でないことを知った上で購入するようにしましょう。カニかまぼこも、それと知って買う分には問題ありません。本物のセラミドを使いたい人は、成分表示上で数字を付したセラミドを確認して購入するようにしましょう。