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ターンオーバーする表皮細胞

わずか20ミクロンの角層の下には、生きた表皮細胞があります。表皮の厚さは約0.2ミリ。一番奥の基底層というところで表皮細胞が生まれ、上に押しあがっていき、最後に死んで角質細胞となるのです。それまでの期間が約4週間で、この表皮細胞が生まれ変わるサイクルをターンオーパ-といいます。基底層のところどころにメラノサイトというメラニンを作る細胞があります。メラノサイトは紫外線を受けるとメラニンを作りだしますが、こすることでもメラニンが増えてしまいます。その他ストレスやホルモンバランスの変化などもメラニンを増やすことが知られています。

セラミドの分子と水分子は、交互にサンドイッチ状に積み重なって層を作ります。クラブハウスサンドのように何層も重なり合って、層板構造と呼ばれる構造を作り出します。角質細胞同士の間には、約8層ずつこの層板構造があるといわれます。皮膚を電子顕微鏡で拡大して見ると、角質細胞の間にあるセラミドと水の層が、しま模様のように浮かんで見えます。セラミドの間にはさまれた水は、湿度が0%になっても蒸発しません。また、気温がマイナス20℃になっても凍りません。まさに神秘の水です。

さらにセラミドは、角質細胞同士を接着する役割ももちます。角質細胞をレンガにたとえるならばセラミドはセメントの部分です。細胞同士をぴったりとくっつけて、外からものが入ってくるのを防いでいるのです。セラミドがたくさんある肌は、水分を含んで潤っています。セラミドが失われると肌は乾燥し、また、角質細胞同士の接着が弱まり、すき間ができ、そこから外的刺激が入り込みます。これが乾燥性敏感肌です。